「デジタル資産」とは？

スマートフォンやインターネットが身近になった今、相続のときに「デジタル資産」が大きな課題になるケースが増えています。

デジタル資産とは、ネット銀行や証券口座、仮想通貨、SNSやネットショップのアカウント、クラウド上に保存した写真やデータなど、電子的に管理されている資産のことです。紙の通帳や証書が残らないため、相続人が存在に気付かないことも少なくありません。

相続をスムーズに進めるためには、次のポイントを意識して準備しておくことが大切です。

1. どんなデジタル資産があるか整理する

ネット口座や仮想通貨などは目に見えないので、相続人が探しにくいものです。あらかじめ一覧にしておくと安心です。

2. アカウントやパスワードの管理

ログインできなければ手続きができません。紙に書き残すのはリスクもあるため、信頼できる方法で管理し、必要に応じて相続人へ伝える準備をしましょう。

3. 税金の対象になる資産もある

仮想通貨やネット証券の株式などは相続税の対象です。評価額の計算が必要になるので、専門家に確認しておくと安心です。

4. 思い出のデータも大切に

写真や動画など「お金では換算できない財産」も立派な資産です。大切な思い出を受け継げるよう、保管先を整理しておきましょう。

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相続というと不動産や預金をイメージされる方が多いですが、近年はデジタル資産の整理が欠かせません。

日頃から少しずつ準備をしておくことで、ご家族の負担を減らし、円滑に相続を進めることができます。