皆さんは、ふるさと納税をしたときに「ポイントがもらえる」仕組みをご存じでしょうか？
しかし、この「ポイント付与」ができるのは 2025年9月末まで と期限が定められています。
今回は、この背景と注意点、そして上手な活用方法を税理士の視点から解説します。
1．ふるさと納税とポイント付与の仕組み
- - 楽天ふるさと納税やふるなび、さとふる などの寄付仲介サイト利用で付与されるポイントです。
- 寄付金額に応じたポイントやキャンペーンポイントが加算され、サイトの関連サービス等で使えます。
- 2025年10月1日からこのポータルサイト独自のポイント付与は全面禁止になりますが、クレジットカード付与の通常ポイントは対象外で続行されます。
つまり、ふるさと納税は 税制メリット（所得税・住民税の控除）＋返礼品＋ポイント還元 という「三重のお得」が可能だったのです。
2．なぜ2025年9月で終了するのか？
- 総務省は、ふるさと納税によるポイント競争の過熱を抑制し、制度本来の趣旨を守るための措置としています。
- 2025年10月以降は「ふるさと納税に伴うポイント付与」が禁止される方向で制度が見直されます。
- つまり 2025年9月30日までに寄附を行った場合に限り、ポイント付与が受けられる ということになります。
3．いつまでに手続きすればいいの？
- ポイント付与は「決済日ベース」で判断されます。
- そのため、2025年9月30日までに決済が完了している必要があります。
- 9月末は駆け込み需要が集中することが予想されるため、クレジットカード決済がエラーになるリスクもあります。余裕を持った寄附がおすすめです。
4．注意点
- ポイント付与は寄附金控除の対象外です（寄附額に変動はありません）。
5．上手に活用するためのコツ
- キャンペーンの活用：9月は特に大規模な還元企画がされています。
- 限度額の確認：控除上限を超えると自己負担が増えるため、必ずシミュレーションを行ってから寄附しましょう。
まとめ
ふるさと納税は、税制上のメリットだけでなく、返礼品やこれまでの「ポイント付与」によって大きなお得感がありました。
ただし、そのポイント付与は 2025年9月末まで。今のうちに計画的に寄附を進めれば、恩恵を最大限に受けることができます。
👉 「まだ寄附していない」「今年の控除枠が残っている」という方は、ぜひ9月中に検討してみてくださいね。
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